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大相撲バトン(二日目)
2006-12-11 Mon 00:14
孤高の大相撲バトナー(笑)こと出人さんより、大相撲バトン(二日目)をいただきましたので、やってみます。

ちなみに初日の結果です。

1)平成18年思い出の一番。

今年は思ったよりも名場面が少なかった…なんて思ってたんですけど、「一番」という風に考えるとけっこう印象に残る相撲が多かったですね。

ただ、「一番」と言っているのに、何番も挙げるのはいかにも優柔不断なんで、ボク以外が取り上げなさそうな一番にしますね。

夏場所 14日目 雅山-把瑠都

前の場所再十両で全勝を果たした把瑠都が、新入幕でいきなり優勝争いに名を連ね、半ば飛び級で上位に初挑戦した相撲。

前日まで1敗で白鵬と雅山が並ぶ展開。把瑠都は序盤に2敗したものの、中盤から豪快な取り口で連勝を重ねる。

十両で全勝した怪物は果たしてどのくらい強いのか?
しかも迎え撃つ雅山も絶好調ときた。もし負けたら言い訳の仕様もないこの一番。

ボクはこの一番に「プロレス」を見た。
把瑠都を誰に例えよう…と思ったとき、「外敵」「化け物」のイメージからUインター参戦時のゲーリー・オブライトあたりがいいと思った。

把瑠都は、雅山に対戦する前に、安生、宮戸、中野、田村、垣原といった十両、平幕格を次々撃破。

破竹の勢いで、いよいよ副将格の山崎一夫=雅山との対戦を勝ち取ります。

で、プロレスではですね、この山崎一夫もコロリとゲーリーに負けてしまうワケですわ。そして真打高田登場!なんですけども、

この一番も、やっぱり高田まで回す必要があるのか?それとも相撲界の山崎一夫は担っているポジション通りの働きをしてくれるのか?

て感じで俄然注目してました。

相撲はあっさり雅山の勝ちでしたがね、やっぱりそれに至るまでのストーリーの面白さに過剰に反応してしまいました。

本音を言えば、こういうゾクゾクするようなシチュエーションで、横綱同士が当たってほしいんですよね~


2)平成19年相撲界はこうあってほしい。

①白鵬の横綱

 これは絶対です。ボクは全盛期どうしの横綱のぶつかり合いが見たいんです。それも刹那ではなくて、一時代として。その時代の到来を予感したので、特別ファンの力士がいるワケでもないのに記事を書いています。白鵬はともかく、白鵬の全盛期に朝青龍がピークを過ぎていたらダメなんです。白鵬は急ぐ必要があります。

全盛期どうしの横綱決戦というのは、千代の富士-隆の里まで遡る必要があると思います。貴乃花は曙や武蔵丸と対戦してましたが、貴乃花が横綱になったときは、曙の全盛期は過ぎていて、逆に武蔵丸の全盛期には、貴乃花の全盛期が過ぎていました。

千代-隆も時代としては短いものでした。期間的に満足できるという条件も足せば輪湖まで遡らないといけない。

そんな過去よりも素晴らしい未来を信じています。
だから、これは来年じゃなきゃダメ

②今の大関が引退しないor日本人新大関誕生

別に日本人が外国人がとは言いませんが、様々なバックボーンを持った人がバランスよくいた方が面白いに決まっています。

ベテラン大関陣は今場所序盤は好調でした。言い換えると、自分の相撲さえ取れれば、平幕上位あたりとはまだまだ力の差があるということです。

今の若手があと1年で大関の水準まで達するというのはちょっと考えにくい。少なくともこの1年は壁になってほしい。もちろんそれを乗り越えた上での新大関は何人であろうが歓迎するし、それでベテラン大関が限界を感じて引退しても、それは美しい引き際だと思う。

③稀勢の里VS稀勢の里世代

この戦いをいかに高い水準で見せられるかによって、今後の相撲人気が左右されると言っても過言ではない。

そういう意味では早くも来年見たい。松坂VS松坂世代みたいな感じで、彼らが野球人気回復に一役買った(特に若年層に)のと同じように、特に若い人からの注目を集められれば。


3)普段、どうやって観戦してるの?

今年から一人暮らしを始めた。実家にはBSもあったので、幕下から見たりもしたし、CSで激戦!大相撲を見たりしていた。

しかし、今は地上波オンリー。しかもビデオもないということで、非常に苦しい場所を過ごしている。(今どき遠隔地にある部屋みたいに…)

平日は出勤で日曜も出かけることが多いため、確実に観戦できるのは土曜日の2回前後。

ただ、今の職場はフランス人が多いためか?5時半頃から平気でテレビで相撲が流れている。ボクの席の背中側に当たるところにスクリーンがあるのだけど、時間いっぱいのタイミングを見計らって、なるべくサッと振り返って見るようにしている。
(相撲が好きだとバレて、周囲と中途半端な相撲トークをしたくない。語るなら全身全霊で語る。そうでないなら黙って見てる)

実家は月刊大相撲の購読をしていたが、今はそれもしていない。
来年は、ケガをあちこちかかえた力士のように、稽古したくてもできない環境だ。

あ、そうだ。このブログの呼称を来年から旭鷲山ブログから北の富士ブログに変えよう。正直、相撲にそんなに関心がない北の富士サン(笑)

場所前の稽古はチラッと見るけど、本場所の土俵の情報がときどきアップデートされてなくて、良くなって来てるのに「まだまだ」と言ったりして、「え?ちゃんと相撲見てなくない?」でも「歯に衣着せぬ」語り口は絶好調。

ボクも来年は相撲あんま見てないクセに言うことは言う、北の富士ブログを目指しますw

4)まわしについて語れ。

う~ん、特にないwなんて言ったら出人さんに怒られてしまいますね。
これはバランスを取るための例であって、ボク自身がめちゃくちゃ書きたかった項目というワケでもないんで。

最近オレンジ色のまわしの人っています?オレンジのまわし結構好きです。高見山、曙ライン以外で誰かいたかな?なんか最近青とかフツウの色の人がまた増えてる気がしますね。まわしから個性を出してほしい。

あと千代の富士の黒まわしは好きですね。黒は黒星を表すから縁起が悪いってのと、「なんでカラー放送なのにわざわざ黒やねん」ってので敬遠されてた色を格調高く人気色にしてしまったのですから。

最近では明大出身者の明大カラーまわしが何気に気になってますよ


5)気になる力士の癖とか仕草。

稀勢の里が塩をまくときに上を向く癖。これはいいのか悪いのか微妙。
というのは塩をまくときの視線が立ち合いの視線にも影響するのではないかと思うから。

立ち合い低く頭から当たりたいのであれば、上を見るのは良い。
目が下を向く=頭が下がりすぎていると、叩かれる。
目が上を向いていれば理想的な角度で当たりやすい。

しかし、踏み込んでまわしを取りに行くのであれば、視線が上だと
アゴが上がるぞ。塩まきであまり視線をブラさない方が良いのでは。


6)さて、このバトンをどうしますか?

指名をして渡してもいいのですが、義務感より自発的に書いてほしい思いもあるので、ここに来てくれる相撲好きな方ならどなたでも拾ってくださいな。読みたいです。
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主要力士通信簿…その3
2006-12-09 Sat 16:39
及第点を6とした10段階評価で、評価6およびそれ以下だった主要力士を挙げます。

まずは評価6

魁皇(引退しない)

引退しませんでしたね。パチパチ。春場所はまさに大ピンチでしたが、
それでも九州の活躍は「引退しなくて良かったね」と思える内容でした。

こういう場所をあと、2、3場所は見せてもらいたいものです。
来年は本人の言う35歳まで現役が果たせれば及第点。
その後に引退しても、良くやったと言ってあげますよ。


千代大海(引退しない)

昨年末上向きで年越し。今年は細かい突っ張りに活路を見出しました。
豪快な勝ち方が減ったかわりに、情けない負け方も少なくなったように思います。

精神面が上向きになってますね。朝青龍を倒した相撲とか、ときどきで気合を出してくれたことも良かったです。

だからまあ及第点はあげます。来年も引退するなw


露鵬(三役で勝ち越し)

新三役、そしてあの事件がありながら勝ち越し、三役で勝ち越しと確実に進歩を見せた1年だったと思います。

相変わらず張り差しだったり、立会いに変化してまわしを取ったりしてますが、あまり叩かなくなったという進歩した点もあるワケですから、この部分は評価しないといけません。

来年は星とか番付云々よりも立ち合いに当たって右四つになれるかがカギです。そうなればすべて上向きでしょう。それ以外は仮に関脇になったり三役で二ケタ勝ったりしても及第点とは言えません。


黒海(番付云々より相撲改善)

念願の新三役、そしてその地位で勝ち越すなど、いいところもありました。ただ、相撲が変わったかというと、そんなに目立って変わってない気がします。

父親に不幸があったり、弟が引退するなど、精神的にはいろいろ大変な一年だったと思われます。黒海の調子は上半身の盛り上がりを見ればわかります。調子悪いときは小さく見えますもんね。

この人はせいぜい土佐ノ海ポジ。活気のある相撲を取ってくれればそれで良い。

普天王(上位常連の印象)

上位常連の印象はつきましたし、この人はまあこんなもんじゃないでしょうか。

期待してたのよりは伸びてない…という人もいるかもしれませんが、去年は評価10でしたからね。今年の成績はまあ相応と言えます。

腰は重いですが、やっぱり攻めがちょっと遅いのと、左四つになる厳しさにかけるところがあります。四つになりさえすれば、横綱大関でも倒す力はあるんですけどね。

来年は今の水準、もしくは気持ち上で及第点です。


主要力士ながら及第を取れなかった人たち

琴欧洲…評価5(6場所全勝ち越し、優勝争いに2場所絡む)

ヒザのケガに苦しみながらも、6場所すべて勝ち越したのは評価していいと思います。ただ、ちょっと勝ち方、負け方が見苦しい相撲が目立ちました。そのくせCMだけは引っ張りだこで、ちょっと興ざめな感がありました。

物足りなかったけど、それでも悪いなりに結果を残しているところに、この力士の芯の強さを感じました。

来年も今年と同じ及第点を課したいと思います。そのためには自分の相撲を早く見つけることです。


琴光喜…評価4(大関取りをかける場所を作る)

主要力士にノミネートするかどうか迷いましたが、それでも毎場所協会ごあいさつに顔を並べている偉大な力士を載せないワケにはいきません。

やっぱりケガをする以前とはどこか違うんですよね。言わないけど悪いところがたぶんある。そういう人に期待しすぎるのはよくありませんね。むしろこちらが反省です。

ミスター8勝、永遠の関脇などの様々なアダ名がついたというのが今年の収穫ですね。

来年もね、一緒にせきわけメモリアル(通称:せきメモ)をプレイできたらなって思います。


【総括】
日本人の若手が思ったよりも伸びてきました。
そしてモンゴル勢は着実に進歩してますね。
欧州勢はちょっと伸び悩んだ印象です。

ベテラン大関もなんとか存在感を示した形でした。
派手さはなかったけれど、要所は締めていた一年だったと思います。

来年はこの主要力士の中に、栃煌山、豪栄道、若ノ鵬あたりも入ってくると面白いですね。
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主要力士通信簿…その2
2006-12-09 Sat 15:22
及第点を6とした10段階評価で、今年の成績、および相撲内容が8か7だった人を挙げていきたいと思います。

まずは評価8

雅山

夏場所自己最高の14勝1敗を筆頭に、大関取りに再挑戦し、果たしはしなかったものの、大きく崩れることもなく全場所勝ち越しはそれなりに評価してよいと思います。
(昨年は主要力士扱いではなかったですし…)

それに、この人がいなかったら今年はちょっとつまらなかったかも…という意味ではもう少し評価してもいいかもしれません。

ただまあ元大関なので、ちょっと辛めになっています。
自身のブログも絶好調?話題性も高かったです。

さて、大関再昇進の可能性ですが、決して低くはないと思われます。
ただし、その大関を維持できるかというとこれも微妙な問題でして
雅山のようなシンプルな突き押し相撲だと多少好不調があって当然なところもあるので。

押し相撲でも北勝海の左おっつけ右のど輪のように、何か一つのスタイルが固まると成績が安定するのかな?と思ったりもします。

ま、来年は現状維持で及第点。


安美錦
今年は久しぶりにこの男が表舞台に戻ってきたという印象。
ヒザを痛めていながらも、前に攻める圧力が増したのが好成績につながったと思います。

新三役の場所でも勝ち越せれば9か10あげたんですがね。
来年はとりあえずケガを悪化させずに上位で取り続けることができれば及第点です。


把瑠都

評価が難しかった力士です。去年の感覚では、もう現時点で三役で勝ち越しあたり決めてそうな印象がありましたが、

そこに行く前に少し壁にぶつかったのかな。と。で、その壁はまわりにあるというよりも把瑠都自身の中にある…そう、相撲の基礎である足の運びや受身。

あのままの相撲ではまたケガをする。把瑠都は1年くらい徹底して基礎だけをやらせた方がいいのではないか。もうすでに上位で勝ち越す力はある。把瑠都の最大の敵は「ケガ」であることをここではっきり申し上げよう。

それにしても北の富士以来の十両全勝優勝、新入幕でいきなり優勝争いに絡む、初の上位で勝ち越す…などなど十分期待に応えてくれたこともたしかなので8あたりが妥当と思う。

来年はズバリ関脇。それ以下は及第点にならない。


続いて評価7の力士たち

白鵬(大関、投げに頼らず前に出る)

一応期待通りに大関昇進を果たしました。初優勝もしました。
後ろに下がって投げを打つクセもなくなったと思います。

及第点は十分に超えたので7。だけど、それ以上を期待してもいい人だけにね。去年の評価4に比べればずいぶんな進歩です。

今後はケガに気をつけつつ、来年こそは主役に躍り出るつもりでいてほしい。

来年の及第点はズバリ横綱!!最低3場所は優勝争いに絡むべし


栃東(皆勤)

初場所の優勝、そして夏場所まで綱とりの話題を引っ張ったことは評価していいですし、その後も悪いなりに自分の相撲を取れたとは思います。

皆勤こそなりませんでしたが、それを帳消しにする話題提供はしてくれました。来年はもう引退しなければ


朝赤龍

名古屋場所新小結になったのに休場。目立つチャンスがあったのに、
もう一歩だったところがこの人らしい。不必要に長い相撲が少なくなったし、特に立ち合いから攻めの流れを掴むことができるようになってきた。

来年もやはり上位で勝ち越してほしい。それだけの力はついている。


時天空(上位常連)

数字はそれほどではないですが、もう上位常連と言ってよいのではないでしょうか。相撲内容も、もう三役に上がる力があると数々の解説者からお墨付きをもらうほどの進歩。

下半身の粘り強さを良い方に活かせるようになってきたという印象。
来年は4場所以上上位で。たぶん年内の新三役は果たせる気がする。

以上が高評価な力士たちでした。
次回は主要力士だけど6以下の人たちです。
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主要力士通信簿…その1
2006-12-08 Fri 00:15
及第点を6とした10段階評価で主要な力士の通信簿を勝手に作ってしまうコーナーです。

ちなみに基準は、各力士の期待度によって異なるので、期待が高かった力士ほど、辛口な評価になります。また昨年今年の及第点を示した力士に関してはカッコ書きでそちらも表記します。

昨年は評価10の力士が3人いました。

10というと最高の評価であり、他の言葉で言えば、
この一年においてはこれ以上望むものはないという
レベルにまで達したという意味です。

84勝6敗の年間最多勝と6場所制覇を果たした朝青龍。
上位初挑戦から親方退職に間に合わせ大関昇進の琴欧州。
ブログ力士で話題を呼び日本人唯一新三役、朝青龍倒した普天王。

さて、今年は誰が評価10を勝ち取るのでしょうか?
発表します!

デレデレデレデレデレデレデレデレ…デン!

該当者なし

う~ん、今年は残念ながら評価10という人はいませんでした。
え?あの力士は?と思う方もいるかもしれませんが、初場所の時点から考えて、まさかここまでの好成績を残すとは!という衝撃がないと10はあげられないので、初場所の時点で期待してる人に関しては多少辛いのです。

ではそれに順ずる評価9の力士をどんどん紹介していきましょう。

まずは
稀勢の里(3場所は上位で。日本人ホープとしての知名度を上げる)

昨年の九州場所での自己最高位が前頭5枚目。
いやはや3場所は上位で…なんて小さいこと言って申し訳ない。
3場所を小結で、しかも年6場所全勝ち越しは本当に力がついてないとできません。前に出る力はもはや角界屈指に。ここ数場所は左四つの相撲にも進化を見せており、そのおかげで脇の甘さが特段弱点ではなくなってた。ここまでは正直順調に育ってると言って良いと思う。

ただ、一般知名度に関してはあともう一歩というところだろうか。
来年は上位で二ケタ勝って、実質的な大関候補になれれば及第点。またそうなれば注目度は自然に上がるはず。

もしかしたら今年そのくらいに行く可能性も頭の片隅にあったので、そうなれば10だったんだけど。

続いて
安馬(3場所は上位で)

昨年九州場所時点での最高位が5枚目。
稀勢の里や琴奨菊に先駆けて三役になったことは評価できるし、
朝青龍を倒した相撲を倒したり、秋場所では優勝争いに絡むなど
とにかく土俵を沸かせた。

今のままでは体力的に厳しいことは否めないが、今後体重が増えるにせよ、増えないにせよ、真っ向攻める相撲を取っているから安心して見ていられる。ただし、首を痛めて立ち合い当たれなくならないかは心配だ。

来年は番付云々より伸び盛りの若手ライバルを相手に激しい相撲を取ってほしい。もちろん最低でも上位常連という意識で見られる存在であるべきだが。

琴奨菊(上位進出)

去年九州場所時点での最高位が6枚目。
夏場所3枚目で9番勝つも、名古屋では3勝止まりとはねかえされた。
しかし、秋、九州と続けて二ケタ。
相撲ぶりがとにかく変わってきた。胸を合わせて止まってしまう相撲が多かったのだが、部屋の先輩琴風を彷彿とさせるがぶり寄りに開眼。(これぞ技術の伝達と言うべきではないか!)

この相撲に磨きをかければ、横綱大関陣にとっても怖い存在になるはず。来年は常に三役を視野に入れられる位置でとってほしい。

豊真将

去年九州の時点ではまだ幕下。初場所が新十両だったのだから
来年の初場所幕内上位というのは番付だけ見れば10をあげてもいいのかもしれない。

とにかく低い姿勢が崩れないし、引かないところがいい。土俵の所作も好感が持てる。戦う元フリーター。誰でも再チャレンジできる社会の代表格w

10点をつけなかったのは、まだ幕内の立ち合い…とは言えないところがあるから。これだけいいものを持ってる力士だから、立ち合いに一歩でも相手を押し込めたら一気に成績が上がる。そうなるまでは、一時的に成績が良くても多少勉強を強いられるはずだ。

来年は3場所上位を目指して欲しい。立ち合いが進歩すればもっと望んでもいいが。

鶴竜

去年の九州では新十両で5勝10敗。ちょっとまだ身体が軽いな…
という印象だったけど、体重もどんどん増えて突き押し、前に出る力がついてきました。

今場所は番付運にも恵まれ、新入幕8枚目からスタート。
それで勝ち越したのだから立派。

今のままではまだ上位には通用しないだろうけど、
若い頃の朝青龍と体格が似ているので、とにかくはつらつとした相撲を取ってほしい。

来年はひとまず幕内定着。そのへんはあっさりクリアしてしまいそうな気もするけど…とりあえずは

最後は横綱朝青龍(4場所優勝、年間最多勝)

もちろん昨年から考えれば実績で一段劣るが、それでもボクが及第点として挙げた基準は難なくクリアしてしまったし、

何よりボクが希望も込めて(4強時代に突入)と思っていたところを、
また朝青龍時代に引き戻してしまったところがスゴイ。

休場後にちょっと相撲が変わったかな?と思った。
豪快さが消えて、省エネ、ケガ防止相撲に変わった。
大鵬の優勝記録を塗り替えるためには賢い選択だが、
それを進歩と見ていいのかは複雑な問題。

来年は3場所優勝、年間最多勝で及第点。
少し基準が甘くなったのは、さすがに横綱も疲れが溜まってきてるだろうし、これからの
「大横綱への道」は今までよりも若干厳しいことが予想されるからだ。

それに白鵬をはじめとした対抗馬の成長に期待したいという思いもある。
そろそろ「必死になった朝青龍」を見たいのだ。


次回は評価8やら7やらの力士を。
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こんな遅いタイミングのけたぐりは決まらねぇよ!(でも一応けじめでけたぐりについて)
2006-12-05 Tue 00:05
何やら盛り上がっていたので、一応ボクも
横綱朝青龍のけたぐりについて考えをまとめず、羅列します。
ゆえ長文です。

文中にリンクが貼ってますが、それは過去に野さいスープ上で述べた
自分の発言とつながってるだけなんで、興味のない人は飛ぶだけ損です。

いろんな人の意見を読みましたが…
これは結局好き嫌いの問題なんじゃないでしょうか。

けたぐりを非難する人は稀勢の里を応援している人か、
朝青龍のことが嫌いな人が多い気がしますし。
そして、けたぐりは何だかんだ言っても変化であって、
逃げであって、自分の追及する横綱像とは相容れないものである…と。

最初に言っておきますが、ボクはこの意見の趣旨を十分理解できます。
朝青龍が単純に変化してたら、ボクも同じことを言っていたでしょう。
でも、

ボクは蹴手繰りという
品のない名前の技が決まったときの
閃光のごとき煌きが大好きなのです!


ボクが相撲を見始めた頃は、栃剣とか益荒雄といったけたぐりの使い手がいたものですが、最近はすっかりいなくなって技そのものを忘れかけておりました。

印象に残っているけたぐりは昭和62年春場所二日目、あの益荒雄旋風の場所で、益荒雄が当時の大関大乃国に決めたけたぐり。(あと脱線なので聞き流して良いですが、パトレイバーでイングラムがブロッケンに決めたけたぐりw)

初日に横綱双羽黒を破ったものの、ポッと出の感のあった益荒雄に連日横綱大関を倒すことはムリだろなぁ~と思っていたところ、見事に立ち合いの一発で200キロをゴロン。

そして、今回の刈屋アナほどではなかったと思うが、アナの素早い「けたぐり~」の声。

当時相撲観戦者在位三場所目だった自分には衝撃的な映像であり、そしてアナの素早い「けたぐり~」の声に、「自分の知らない大相撲の歴史」を感じたものでした。

そして、その知らない歴史を覗きたいという思いから、ボクはどんどん相撲小僧になっていったワケです。そもそも相撲を好きになったきっかけは自分が原初的に抱いていたイメージとギャップがあったからです。

自分が原初的に抱いていた力士のイメージはドリフの肉襦袢wで、太ってる人がゼエゼエいいながらやってる…ってものでした。

だけど、寺尾とか千代の富士とか益荒雄にはそのイメージを覆すスピードとかっこよさがあったんですね。そのギャップにやられました。

今回の朝青龍の相撲を見て、そういう原初イメージを覆されたという子供がいたとしたら、横綱万々歳です。

なんせ、ドリフの肉襦袢のイメージをリアルに植えつけるような、悲しいかな元横綱が有名なこのご時勢ですから…

で、立ち合いに当たりもしないで変わるのと、けたぐりはどう違うか…というのをニュアンスだけでお伝えしますと、

単なる立ち合いの変化…するのは望ましくないが、悪いのは落ちる方

けたぐり…するのはカッコイイ。けたぐりを決められて負けた力士は悪くない

とボクの中ではなぜかけたぐりの方が一段上のステージにあるようです。

変化をする力士が多いのは、変化したら落ちる力士が多いからです。
相撲の基本である腰を割った立ち合いができない人が多いからですよ。
相撲内容を盛り上げるために、見ているファンのために変化しないでほしいというのは、基本的に間違っていると思います。

もちろん、「残った残った」の声をなるべく多く聞ける相撲が見たいというのは本心ですが、ただ長ければいいというものでもありません。
それだったら琴ノ若が近年まれに見る最高の力士と言うことになります(あ、だから人気あるのかw)

ときに見る者に何が起こったのかわからなくなるようなムーブを見せる、これもプロじゃないでしょうか。

ただし、変化して勝った先に本質的な成長はないことは言っておきます。だから、これから伸びる人には勝敗を度外視して立ち向かってほしいので、ときに激しく非難します。

ファンのための相撲を見たいなら、花相撲でも見に行きんさい。
本場所は予定調和を超えたところにドラマがあるのと違うのか?

…とまた脱線しかけましたが、じゃあなんでけたぐりが上かって言えば、誰にでもできるワケじゃないからです。

小兵ならできるかと言えばそうでもない。
技のデパートと呼ばれた舞の海も、けたぐりはできなかった。

たぶん立ち合いのスピードがあった千代の富士もあんなにうまくはできなかったと思う。
千代の富士は、そもそももっと大きな相撲(がっぷり四つとか、吊り合いとか)を取っていたところを小さくしてあのスタイルになったワケで、小技とはあまり縁のない力士だった。

だが、朝青龍にはそれができる。できるならやったらいいじゃないか、と思う。

「できるけど、そこはあえてやらない」のが美学だとおっしゃる方もいる。横綱ならいつ何時でも受けて立て、と。それが理想の横綱だと。

それはそれで、非常によくわかる。
ボクも実はこれまでに何度も朝青龍に理想の横綱像を押し付けようとしてきたし(左四つの完成)、またこれからするかもしれない。

ただ、ボクも含めて…理想の横綱論を掲げていらっしゃる方のほとんどが、

横綱=「四つ身の完成者」

というイメージを持ってませんか?
過去の横綱ってほとんど四つ相撲なんです。押し相撲は10人に一人くらい。曙や武蔵丸も横綱になってからは四つに転向しましたし。
しかも大横綱はおしなべて四つ相撲。

で、この四つ身の完成者は「自分の四つ」が絶対の勝利の方程式であり、逆に言うと「自分の四つ」で負けることほど恥ずべきことはないのです。

じゃ、朝青龍はどうかと言いますと、朝青龍は一応左四つの力士ではあるんですが、同じ左四つの普天王とか稀勢の里に左四つから案外コロッと寄り倒されています。

だけど、そのことに対してあまり批判がでたこともなければ、朝青龍は終わりだ、とか、調子が悪い…と言われたことはないですよね。
なぜなら朝青龍は四つを極めて横綱になった力士ではないことをみんなちゃんと知っているからです。
相手より相対的に良い体勢を作る反射神経の良さで横綱になったのです。

つまり、絶対に見える朝青龍の相撲は、絶対ではないのです。
フツウの横綱は絶対を持っているので、変化なんか、ましてやスカしたときのリスクが高いけたぐりなんかしないのです。
(それこそ、それで負けたら何と言われるか…フツウの横綱にはできません)

ところが、常に相対の相撲を取っている朝青龍には、ときにけたぐりが最も算段の高い手段になり得るのです。
そして思うのは、仮にあの蹴手繰りが決まらなかったとしても、あの相撲を制したのは朝青龍だったのではないか…ということなのです。

別に朝青龍を崇め奉るワケではありませんが、朝青龍はこれまでの横綱とはタイプが違うのです。そこに理想像を押し込めようとしているウチは、朝青龍の魅力が十分に汲めないのではないでしょうか。


さて、もう一つの論点になっている「横綱は逃げた」という点。
これもボクなりにまとめてみます。

ある意味において当たっていると思います。しかし、本当に逃げているとは思いません。フツウに考えて朝青龍が勝負を逃げると思いますか?
もしそんな力士だったら今までに何度も変化しているはずです。

最近の朝青龍から感じられる空気は「現状維持」です。
別にこれ以上強くなろうとかいう気配は感じません。
なぜなら、それでも優勝できちゃうから。
なるべく身体に負担がかからないように優勝すれば、
このまま大鵬の記録が抜けるかもしれません。

優勝はもちろんのこと、今場所朝青龍にはもう一つテーマがあったと思います。それが、先場所負けた「稀勢の里へのリベンジ」です。

巡業先の稽古土俵では千代よろしく朝が稀勢の里を指名して、何番かやったそうですが、稀勢の里が足を痛めたと言って先に土俵を下りてしまったそうなんですね。

で、朝が「あのヤロウ、逃げやがったな」と怒ります。
朝青龍が怒ったのは、もちろん下の者が先に音を上げたというのもあるでしょうが、結局

稀勢の里攻略の糸口を十分に見出せなかった

からだと思うのです。だから、けたぐりに行った…
逃げてるようにも思えますが、少なくとも逃げたくて逃げたワケではないと思います。朝青龍は稽古から何かを掴みたいという貪欲な気持ちはあった。けど、できなかった。

先に稽古土俵を下りたヤツには何としても負けたくなかった…というところでしょうか。

まあしかし、朝青龍は現状維持なので、その姿勢そのものを「逃げ」と取ることもできます。

でも、それで優勝させてしまう周りがだらしないんです。朝青龍は正直何も悪くないと思います。ボクは今年は白鵬や琴欧洲が右四つで朝青龍を苦しめて、朝青龍が万能相撲に見切りをつけるのでは?と踏んでいましたが、

結局彼らはそこまでは成長できず、むしろ万能での対処に自信を持たせた一年だったと思います。

ただ、そこはボクの理想ではなかったんですね。朝青龍が万能を通し続けて好成績を続けたのはボクの中での「心地よい裏切り」で、他の人たちの体たらくは「裏切り」でした。そのへんが不満でした。
まあ、でもしかし若手の成長は著しいので来年こそは朝青龍を脅かす力士が出てくることを期待しています。

期待するのは史上最高の切磋琢磨であり、
むやみに長い相撲を取ったり、型にハマりきった勝負ではなく、
激しいアイデンティティのぶつかりあいです。

最高潮はまだまだ先。極微力ながら、この流れを支援できればと思います。
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