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Interlude ~後編~
2007-08-17 Fri 15:11
●朝青龍バッシング(別の意味でされても仕方ない部分)

朝青龍にはなぜバッシング記事が多いのか。
それは、そのような論調で書いた方が売れるからなのだが、
では、なぜそのような記事が売れるのか。

まず記事を書く記者であるが、記者はまあスポーツ担当くらいの希望はあったにせよ、必ずしも大相撲担当を希望して配属されているワケではない。

相撲界は記者泣かせで有名だから、ときどき相撲記者は自分の身を不憫に思うことだろうw朝青龍のマスコミ対応もあまりよろしくないと聞く。また、協会内部の朝青龍の評判も悪く(これは協会で働く知人から聞いたことだが、やはり協会の行事をサボることが主な原因らしい)朝青龍に対してコメントを発する人、またそれを受けて記事にする人両方が何らかの形で鬱憤を抱えているのが根っこの原因のように思える。

そして、読者だ。ハッキリ言って朝青龍のバッシング記事は売れる!
こんなに格好のターゲットはいないだろう、というくらいの
「バッシングの逸材」と言ってもいい。この逸材を利用しないのは、職業記者にとっては恥ずべきことなのだと思う。

たとえば、スポーツ紙。読者の中心は中間管理職とかそれ以下の若手。ブルーカラーのおじさん。あとはネットで記事読むフリーターやニート。このあたりだろう。

「相撲」という題材を通して、広く彼らにウケるメッセージを伝えるために・・・一番手っ取り早いのは、
「トップに立つヤツってのはたしかに仕事はできるかもしれないけど、それ以外はとんでもねぇカス野郎」

と書くことなのである。世の中が年功序列から成果主義に移りつつある中で、自分を差し置いて出世していく同期や後輩。自分は頑張っていないのか?ヤツらと自分の差はなんだというんだ?と悩める人たちに、

上記のようなメッセージが、力強いエールになるのだ!

朝青龍はスピード出世でトップの座について、それが元で土俵上のお行儀がちょっとよろしくないのだけどwこういった部分が、自分たちが積み上げてきたものを差し置いて、おいしいところだけかっさらっていく誰かさん…への不満に取って代わっているのである。

また、朝青龍は外国人だ。海外企業の進出に我が身を案じる人や、職場や生活空間に外国人が増えて、以前にはなかった苦労を経験している人も多いはず。

そういった「グローカル化」に対する拒否反応も朝青龍バッシングを加熱させているように思う。

自分の生活環境の変化…これは流れともいうべきで、自分の力だけではどうしようもできない…受け入れたくなくても、受け入れなければいけない…

だけど、相撲でそれは違うだろ!相撲って日本の国技だろ!神事だろ!
相撲はそういう流れに乗っちゃいかんだろ!せめて相撲見るときくらい、そういうしがらみから開放させてくれ!

こういった世の中の不満(ニーズ)を見抜き、それに応える形で文を作っていくのがプロの記者だ。

結局世論なんてものは、「相撲」というフィルターを通した個人の不満や不安を映しているに過ぎない。事実、声高に叫んでいる人の多くが、最近相撲は見ていないって言うんだから(じゃ、だまっとれw)

だから強固な競技派wとしては、相撲という競技そのものを見て、語ることができる人口を増やし、それが世論において一定の力を持てるようにしたい。

国技派も、興行派も「相撲を見続ける限り」歓迎だ。
なぜなら、相撲を見続けていれば、おのずと自身の中の競技派割合は増えるからだ。他の二つは様々な要素を学習する必要があるが、これだけは見ていればそれなりに伸びる(それが、相撲ファンの見解が似てくる理由なのだが)

今相撲を見ていない国技派の人とは、意見を交わそうとは思わない。
なぜなら、その人は相撲の歴史を重んじてそのような態度なのかもしれないが、ボクが見てきた20数年の歴史に対しては敬意のかけらもないからだ。そのまま歴史に埋もれて土に帰るがいい。

とにかく「朝青龍やめろ」は、91年に自分が応援していた寺尾が貴花田に負けたときと同じくらいに悔しいことです。毎日相撲を見てきた人間が、たいして見てない勢力に力なく敗れるんですから。


●朝青龍問題

いろいろ書こうと思ったんだけど、長文を書くとセッション時間が切れたとかいって消えてしまうことがあるので(実際これまでに何度もあってもう参った。)ポイントだけ。

予め言っておくと、この文には個人的な想像の部分も含まれています。
あとはご意見があればコメントで(コメントなら消えないから良い)

結局今回の問題というのは整理していくと、
朝青龍の問題というよりは、外国出身力士との師弟関係の問題だと思った。

①朝青龍の今回の行動は非難されるに足るものか→足る
 
 気性の荒さに関する問題と、今回の問題は別の問題として考えるべきである。今回に限らず、朝青龍の協会行事の無断欠席は、事実として多くの人に迷惑をかけている。(今回無断だったのは「出席」だが)

②では、朝青龍の行動の問題点は何か?

巡業という(さもすると面倒くさい)横綱の本業を休んで、モンゴルの行事を優先させたこと。
それに対して協会に断りがなかったこと。
おそらくは、その後(スケールの小さい窮屈な行事は白鵬に任せて)モンゴルでの事業に関する活動を計画していたこと。

仮病かどうか、というのは大した問題ではない。この世界はよほどのことでなければ自分が出られると言えば出ていいし、出られないと判断すれば不眠症で休んでもいいのだ。

③協会の下した処分につきどう思うか?→(条件付で)妥当

ただし、高砂さんと朝青龍がコミュニケーションの構築を図らない限り、無意味

④問題が泥沼化しているが、泥沼化させているのは誰か?→高砂親方

朝青龍ってのは入ったときから日常会話程度の日本語ができたし、放っておいても稽古して、どんどん出世した。だから高砂さんは部屋のことは朝青龍に任せて、自分は協会でのポジション固めに勤しんでいた。
これは、協会の行事は白鵬に任せて、自分はモンゴルの事業という朝青龍の態度と相似だ。

高砂さんが何も教育してこなかったから、朝青龍は親方からそういう部分だけ学んできたのだ。

朝青龍が横綱になったのは高砂のおかげだが、今回の問題は高砂のせいである。だが当の高砂は、どうも自分の責任として受け止めてないフシがある。まず高砂が受け止めなければ、この問題の根本的な解決はない。また次に問題が起こって、そうなれば引退だろう。

⑤この泥沼状態から脱出するための鍵を握るのは誰か?→高砂親方

高砂はまず師匠としてすべきことをやってこなかったことに対して、朝青龍に謝罪すべきだ。仲介人などを介さずサシでね。

そして今回の処分に関して、その心をキチンと朝青龍に説明すべきだ。
「オレもガマン、おまえもガマン」?アホか!

朝青龍が精神的に落ち込んでいるのは、どうして自分がこんな目に合ったのか、納得できていないからだ。また、自分が嫌われている…と思い込んでいる。朝青龍自身に非があった点と、雑音のどうでも良い部分とを区別できるような励まし方をするべきだ。

ハッキリ言って今の高砂さんに相撲道を説く資格などない。
やみくもに「記者会見」を薦めたり、体裁のことばかり気にして、
師弟関係を改善することから逃げている。勝負してないのだ。
そんな人を朝青龍は男として認めていないのだよ。わからんのか。

そして信頼関係ができたら、モンゴルでの事業のことも含めて、
今後の話し合いをするべきだ。

今、朝青龍がモンゴルに帰ったら、必ず向こうでそれに関する活動をするぞ。そして、それがバレたらいよいよアウトだろう。
「モンゴルに帰りたい」は芝居かどうかは別にして、そういう意図があることくらいは高砂さんにはわかるだろう。

モンゴルでの事業の話というのは、つまり引退後角界に残るかどうかの問題と絡んでいるから、あまりおおっぴらにはできない。だから、コソコソやっている。
現役時代から「将来は角界に残るつもりはない」と宣言した横綱を知らない。それは協会内ではとても言いにくいことなんだろう。

だから、高砂さんは別に事業のいちいちまで知らなくてもいいけど、朝青龍のプランについては知っておく必要があると思う。そして、それが横綱としての本分を守りながらできるのか、話し合う必要がある。

朝青龍は、放っておいたらすべて秘密裏に進めていたはずだ。
だから、むしろこのタイミングで謹慎処分があったことは、両者にとってある意味チャンスなのだ。

朝青龍が行動を親方に報告しないのは、言ったところでまた体裁を気にして頭ごなしなイエスノーしか言わないからだ。話し相手として信頼されていないのだ。

そういった経緯を、高砂が自分の責任として受け止められるかどうかにかかっている。アイツが勝手に手の負えない存在になっていった、と思っているウチはこの問題の根本解決はない。

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この記事のコメント
こんばんは。
今、朝青龍について
どのテレビ局でも取り上げていますね?

僕のブログではできるだけ朝青龍の話題を
触れないようにしています。

理由は毎日変わることを伝えきれないからです。
僕には大量の情報を伝える能力なんてありませんからね…(笑)

外交問題まで発展してきてしまって
これから先どうなっていくのか不安です…
2007-08-21 Tue 23:42 | URL | 大相撲ファンド #-[ 内容変更]
>大相撲ファンドさん
今はモンゴル帰国かどうかで揺れているワケですが、
もし帰して向こうで何か問題行動(あくまで相撲協会にとっての)を起こされると、次はいよいよ引退になってしまいますからね。

そのことを朝青龍がしっかり理解していれば、それは帰した方がいいんですけど、どうも強硬に帰国を望むところからして怪しいんですよ。

ただ、現状では事実上軟禁状態になってますし、人道上の問題がないとは言えない状況になっています。

病気のことはよくわからないのですが、
いずれ協会や親方と向き合わなければこの問題の根本解決はないのです。
朝青龍がそれに向き合うために病気を治すのであれば、帰国させるのが良いでしょう。病気をかさにワガママを通しているんだったら国内治療、それに耐えられないなら仕方ないけど引退です。

この件につき、しっかりとした「和解」をするためには、協会、親方、朝青龍三者の適切なコミュニケーションが必要だと思います。その必要性を三者が投げ出してるように見えるところが、この問題の最も悲観すべき点ではないでしょうか。
2007-08-22 Wed 08:50 | URL | mimurastep #-[ 内容変更]
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