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KENTAVS丸藤見て思う 女性格闘技ファンは一度ノアを見るべし
2006-01-30 Mon 18:38
まず最初にこの試合はやはりスゴかった。ジュニアが表現できるプロレスのスゴさをまざまざと見せてくれた。最後の最後まで動きのスピードや技のキレが落ちない落ちない!
あれを見てすごいと思わない人がいたら、ぜひ次のKENTAの挑戦者になってほしいものだ。

プロレスはやっぱりスゴイ。最近は当のレスラー自身がそのことに自信がないからいけない。某団体が崩壊しかかっているのは、自分たちが持っているスゴさをほとんど出せていないからだと思う。

さて、このスゴさとはどこから生まれたものなのだろうか?
こんなに激しいジュニアの試合は馬場体勢のもとでは生まれなかっただろう。
馬場さんは基本的に身体の大きいレスラーを重宝したので、
ジュニアはヘビーの下に格付けされていたように思う。

しかし、ノアの社長三沢は自らがジュニア出身ということもあり、ジュニア選手の活かし方をよく知っている。馬場さんが逝去する前に、シリーズのマッチメイクを任されるようになった三沢は、自らのタッグパートナーにジュニアの小川を抜擢。当時既に一線級のヘビー選手だった秋山から3カウントを奪わせることで、

「ジュニアでもヘビーに勝てる」という新しいプロレス観を全日にもたらした。この勝てるというのは、試合に勝てるというだけの話ではない。話題性や注目度においても、ヘビーに勝てるのだという土壌を三沢は作った。そのことで、ノアのジュニア選手は本当に伸び伸びと試合ができているように思う。

それから、丸藤とKENTA個人に話を向けると、丸藤はやはり天才だと思う。デビュー間もない丸藤を見て、やっと全日に他団体に自慢できるジュニアの新人が入ったなと思った。体型が似ていた金丸と比べても、跳躍力や柔軟性といった、ジュニア選手に必須な要素はすべて勝っていたように思う。

一方のKENTAは本当に努力の人だと思う。あるとき、丸藤、KETNTA、鈴木鼓太郎の三人で、ファイヤーバードスプラッシュか何かの飛び技の練習をしたらしい。丸藤と鼓太郎は、この難易度の高い飛び技をたった一回の試技で見事に成功させてしまった。ところが、KENTAはこれを何度やってもうまくできない。

KENTAが蹴りを自らのスタイルに取り入れたのはそれからのことだそうである。「空中技でこの2人と勝負したら、絶対に勝てない。だから、自分だけの武器とスタイルを身につけなければいけない。」

キックの道場に自主的に通うようになったKENTA。キック力や技術を向上させるのみならず、プロレス的にインパクトの大きい蹴り方を研究。この並々ならぬ努力が今のKENTAを作った。

この話を読んだとき、猪木の卍固め誕生秘話を思い出した。
コブラツイストを得意技としていた猪木だったが、あるとき試合でパートナーの馬場にコブラツイストを使われてしまう。

このとき猪木はショックを受けたそうである。馬場と同じ技を使った場合、カラダの大きい馬場の方が見栄えがするし、インパクトもある。
自分は馬場さんにできる技を使っていては馬場さんに勝てない。馬場が使えないような技を研究しよう。そして生まれたのが卍固めだそうである。

余談だが、今となっては超メジャー技、パワーボム誕生秘話も書いておこう。今から20年以上前のことである。当時全日の第三の男として、これから武勲を打ち立てんとしていた天龍は、現在のパワーボムに近い必殺技の構想を練っていた。
そしたら、全日に初来日したテリー・ゴディに、登場1試合目で自分がイメージしていた大技を先に使われてショックを受けた…という話。天龍はその後パワーボムを必殺技としていたが、ゴディとは違って抑え込みに重点を置いていたというのは有名?な話だ。

こうやって、苦労して苦労して、自分だけのスタイルを作っていくプロレスの伝統的な価値観をしっかりと継承しているところに、KENTAの、ひいてはノアの「強さ」を感じずにはいられないのである。

さて、「強さ」といえば、この「強さ」を競い合うことに主眼が置かれているのが、現在人気の総合格闘技であろう。

しかし、どうだろう?「強さ」ってなんだろう?

「強さ」を「頭の良さ」に置き換えると、総合格闘技の「強さ」というのは、ガリ勉の「頭の良さ」である。クラスで1位であり続け、ひたすら名門校を目指す。受験の失敗はアイデンティティの喪失につながるため、絶対に許されない。

プロレスの「強さ」を「頭の良さ」の置き換えると、勉強は5位くらいでも良いが、スポーツをやらせても、ギャグを言わせても、ゲームをさせても、うまい。どこかに頭の良さを感じさせる人というイメージがある。

総合格闘技における勝負というのは、リアルに「受験戦争!」と言った勝負であるが、プロレスにおける勝負というのは「今度のテスト、勝った方が好きなコに告白できる権利ゲットな!」くらいのものである。

さて頭の良い前者と後者、一般的にどちらが女にモテるかは言うまでもない。ボクはノアくらいのクオリティがあれば、女性格闘技ファンの7割くらいはノアに流れてくれるんじゃないかと思っている。

女性特有の現象…というのを思うとき、宝塚ファンのことを思い出す。
宝塚ファンは、あの日本人たちにベルサイユを見ることができ、なんとなく男っぽい女性にアンドレを見ることができる。

記号から想像する力というのは、男性より女性の方が優れているのではないか?と思うことがあるが、宝塚ファンはその好例であろう。
であるからして、女性はあのだいたいあまりヒットしていない丸藤の「足をはたいてヒットしてるような音を出す」トラースキックにも、男性以上に興奮を覚えることと思う。

もっともっと多くの人にあの試合を見て欲しい。しかし、その根底にはプロレスの伝統的な価値観に基づいた努力があることを忘れてはいけない
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別窓 | プロレス観戦後の感想 | コメント:4 | トラックバック:1 |
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この記事のコメント
旦那の影響で
見始めたプロレスですが、相撲同様軽量レスラーに興味が行きます。
KENTAも丸藤も大好きですよ。
最近はG+見れなくなっちゃったので
ノアの試合からかなり遠ざかってしまっています。
ううぅ。また見たい。
2006-01-30 Mon 19:03 | URL | SUSAN #WGv/JGO2[ 内容変更]
へぇ~
>SUSANさん
G+で見てたんですね~。うらやましいです。
来週の日曜もたぶん武道館大会で、曙の試合をやるんじゃないでしょうか?週刊ゴングでは、全日でも新日でも持て余し気味だった曙を、一番うまく使えていたのはNOAHって書いてました。さてさて、どんな試合だったのか・・・
2006-01-30 Mon 19:53 | URL | mimurastep #-[ 内容変更]
「某団体」がどこなのかは、私には一切連想する術が無いのですが(笑)、「世界観」の問題でしょうね。
どういう「世界観」を見せたいのか、が明確であるか無いか、というのがポイントなんだと思います。

私の感じるノアの世界観というのを、実に見事に表現なさっているなぁと感動しました
2006-02-01 Wed 13:49 | URL | 滑稽本 #JalddpaA[ 内容変更]
格闘技ブームが来たときに
方向性を定め切れませんでしたよね。滑稽本さんの某団体に関する記事にもありましたけど、全く同感でした。

新日をやめるレスラーは、口では言わないけど、みんなノアで輝かせてほしいって思ってるんじゃないかな?プライドとかいろいろあるから公言はしないと思うけど・・・
2006-02-01 Wed 19:04 | URL | mimurastep #-[ 内容変更]
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結構衝撃を受けたのだが、実はかなり経ってから知ったニュースでして…新日、巨人、相撲と言えば、楽しい筈のものを楽しませる事のできない代表格として私の脳裏に刻まれていて、機会が有れば書いてみようかとも思っていたのだが…。まぁ、ユークスというのはWWEのゲームで …
2006-02-01 Wed 13:46 滑稽本
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